再び、天理教徒の大半は善良な人々です。彼らは因果（因縁）と輪廻転生のため、悪事を働くことができないと理解しています。しかし、他宗教の人々を説得し、この真理を世界に広める方法を知りません。幸いなことに、この二つの課題について、神様は『おふでさき』の中で、人々を説得する方法と教えを世界に広める方法を教えてくださっています。

まず神は、我々は自らの魂を理解せねばならないと告げられる。魂は我々の行いを監視し、その行いに応じて苦しみや喜びをもたらす。罰したり報いたりするのは神ではない。これを理解し、他者に広めねばならない。神に祈りを捧げ尽くすほど祈っても、苦しみを招くのも喜びをもたらすのも神ではない。それは我々自身の魂なのだ。

神のみぞ知る、魂の存在を人々に納得させることの難しさを。それゆえ神は我らに「Youki-tsutome」を授け給うた。教えを広めた後、これらの人々の邪念を払拭せしめんと神に祈る儀式である。

神は魂の存在とその働きを悟らせるため、導きの病を授ける。神は彼らの心に宿る思いを見極め、それに応じて病を授けるのだ。やがて人はその思いを行動に移し、自らの魂が蓄積し貯蔵した運命を創り出す。そして最終的に苦しみや喜びとして返ってくるのである。神は、もし彼らが否定的な思いを取り除かなければ、未来に待ち受ける苦しみを示しているのだ。

これらの人々が神から与えられた導きを理解した時、彼らは私たちの場所へ来て（おさづけ）によって癒されるようになる。（おさづけ）は既存の病を治すのではなく、神から与えられた病を癒す。また魂と清らかなkokoro (mind) についても教えを受ける。魂を理解した者は、自らの魂から生じる運命を理解することで、自らの心を浄化できる。負の運命に振り回されず、苦しみが生じてもそれに流されなければ、次第にkokoro (mind) を清められる。Kokoro が清められた時、自らの魂からは喜びと健康のみがもたらされる。

これが魂に関する神の教えが世界に広まる方法である。kokoro (mind) に純粋さがあれば、魂からは喜びと健康のみがもたらされることを覚えておきなさい。この喜びと健康こそが、神がすべての人に望むものである。これこそが神が現れた理由である。

現在の天理教の指導者は、おつとめが自らのkokoro (mind)を清める助けとなると信じています。しかし残念ながら、それは誤りです。おふでさきに記された神様は、おつとめ（Youki-tsutome）が他者を救うための祈りであると教えておられます。自らの魂から生じる運命を理解することで、kokoro を清める方法は既に私たちに知られているはずです。神の教えを広めるためには、現在の指導者たちが世界救済のためにおふでさきの教えに従うことが求められています。